今回はウィルチェアラグビー池崎大輔さんにお話をうかがいました。

−まずは池崎さんの経歴を教えてください
ウィルチェアーラグビーを始めて3年目に突入しました。今は、北海道で唯一のチーム「北海道ビッグディッパーズ」に所属しています。昨年は初の代表入りを果たしました。
小さい頃からスポーツが好きで高校2年から車椅子バスケを15年間やってました。最近では車椅子野球と今年の冬は車椅子カーリングを体験しました(笑)
−ウィルチェアラグビーってどのようなスポーツですか?
ウィルチェアーラグビーは、四肢麻痺者等(頸髄損傷や四肢の切断で四肢に障害を持つ者)が、チームスポーツを行なう機会を得る為に1977年にカナダで考案されたスポーツなんです。
2000年には、シドニーパラリンピックからは公式種目になりました。日本では1996年11月に正式に競技が紹介されて、1997年4月に連盟が設立されました。 ウィルチェアーラグビーは4人制なんです。
選手それぞれの障がいに合わせたポイントが0.5〜3.5まで決まっていて、合計で8点以下になるようにチームが構成されます。バスケコートと同じ広さでプレイし、1ピリオド8分で計4ピリオド行ないます。
1・2ピリオド、3・4ピリオドの間に2分間のインターバル。2・3ピリオドの間のハーフタイムは5分間設けられます。 得点は、エンドラインに2つのゴールポスト(間8m)のラインを作り、6つの車輪の内2つが通過したら1点なんです。

−ウィルチェアラグビーの魅力を教えてください
フルコンタクトな所です。激しいタックルがありスピード感があり、そしてなんと言ってもチームワークがとても重要になるんです。障害の程度が違うので、一人一人の動きや役割を理解し、一人一人が機能しなければ成り立たないスポーツなんですよ。そこにチームスポーツの絆の深さ、素晴らしさに魅力を感じますね。
−ウィルチェアラグビーを観戦するときにここはぜひ見てもらいたいと言ったポイントはありますか?
車椅子同士が激しくぶつかり合うタックルですかね。周りから見ても激しさが伝わり悲鳴か歓声かわかりませんが盛り上りますよ(笑) それに、なんと言ってもウィルチェアーラグビーは選手だけでは戦えないとこですかね。パンクあり、転倒ありとスタッフの力が必要であり組織力の求められるスポーツで、プレーだけじゃなく、そういった所も見て頂けたらと思います。

−ウィルチェアラグビーを通じて実現したいことはありますか?
障がい者スポーツで飯が食べれる世の中にしたいと思っています。最近は、企業によっては、スポーツ契約が増えてきているので、実現も夢じゃないと思っていますが(笑) また、未来を背負っていく子供達に、色んな種目から世界に羽ばたき夢や希望、感動を与えていけるよう障がい者スポーツを盛り上げていきたいですね。
−今後の夢や目標を教えてください
今の目標は、今年の11月のアジア・オセアニアゾーン選手権でロンドンパラリンピックの出場権を獲得する事。 夢は、パラリンピックでNo.1になる事です。そして。ウィルチェアーラグビーで飯が食えるようになる事です(笑)
−その他これだけは伝えたいと言うことがあればお願いします
ひとりの人間として、どんな障害があったとしてもやってやれない事はないと思ってるし、誰にでもの輝ける場所は必ずあると思ってます。 もちろん、夢を追い続けてると失敗や挫折も沢山あります。
そこを乗り越え一つ一つクリアにしコツコツと努力し続ける事、感謝の気持ちを忘れない事、夢を語る事が夢が現実になる為の第一歩だと思っています。 これからの未来を背負っていく子供達へ自分達の姿を見て感じてもらえればと思います。
−ありがとうございました!
編集後記
ウィルチェアラグビー、初めてお話を聞きましたが非常に当たりの激しいスポーツなんですね。そしてチームの絆。選手だけではなく、様々なアクシデントにスタッフとともに対応していく。こんな魅力的なスポーツ、ぜひ一度ご覧になってください!