スケーター自らが立ち上げた株式会社RESUNCE (レサンス) から発信するブランドLesque
(レスケ) skateboard代表の朝田さんにお話を伺いました

‐まずはResunceについて聞かせてください
Resunceは2007年7月に設立したスケートボード用品の製造、輸入を行うための会社です。そして同年12月にLesque(レスケ)と言スケートボードのうブランドを立ち上げました。設立は自分を含めた4人の仲間と行い、それぞれに役割分担をしながら活動しています。
‐役割分担と言うとどんな人が所属しているんですか?
設立は自分を含めて4名で行いました。内二名はチームに所属しているプロのスケートボーダーです。4人で経営、営業、デザイン、マーケティング、サイト運営など各自得意分野で振り分けてといった感じです。設立当初はお金もないので様々なことを自分たちの手でやってきました。特にこのスケートボードの業界はイメージと実力が重要なので、レスケと言うブランドを知ってもらう為に一年ビデオ作成に力をいれました。その作成も自分を含めた仲間たちで撮影、編集をし、レスケを立ち上げたときに試写会を行いました。その試写会には300名もの人が集まり、非常に盛り上がりましたね。
‐そういえばWEBサイトもかっこいいですよね
WEBについてもフォトショップ、ドリームウィーバーなどを一から勉強し、サイトデザインから実際のコーディングまで自分たちの手で行っています。
‐レサンスを立ち上げたきっかけは?
前から映像に興味があり、海外のスノーボードのビデオに協力していました。で日本に来てからスケートボードのビデオを作ってみようということになり、今一緒にやっている仲間たちとの出会いもあり、「Catch Me」というビデオを作成しました。その時に今の業界の話になり、ちょっと業界を変えていこうって話になったのがきっかけですね。
‐今の業界をどう変えていこうとしているんですか?
ライダーたちの環境を良くしたいですね。ライダーたちは最前線でそれぞれのブランドを広めていくために、怪我もいとわずプレイをしているんです。でも宣伝報酬は主に現物支給、物品になってしまうことが多いんです。それじゃ、ライダーが生活できないから自分たちで会社を立ち上げてはじめてみようということになったんです。アメリカではすでにライダーたちがブランドを自ら立ち上げて業界を引っ張っていっていますし、日本でもそういうことをやってみようと。日本ではスケーターたちがお金を出し合って会社を作ったのは、自分たちが初めてかもしれません。今までは投資家からお金を出してもらっていたチームはあったかもしれないけど、それだと色々と制約があるんですよ。レサンスはスケーターたちが立ち上げたスケーターのための会社ですね。更に日本を代表するブランドを世界に認めてもらえるところまでたどり着きたいですね。Made in Japanと言う誇りを持って。
‐ある意味反骨心というか、強い思いから作ったブランドなんですね
自分達の手で何処まで実力を発揮出来るか楽しみだし、今の業界を改善して行きたいですね。所属しているプロの中には今までのスポンサー契約を全部断って参加してくれた人もいますからね。だから自分達はライダー達のケアを重視して動いていますね。
‐ケアって言うと、具体的にどんなことをしているんですか
今までスポンサーが付いていたプロもいて、大会に出るときにはそのスポンサーのロゴを付けたりしていたんです。でも、さっきも言った通り頂けるのは物品なんですよね。それだとライダーとしてやっていけない。だからレサンスではちゃんと活躍に見合った報酬をライダーにしてあげられるようにしています。例えばフォトインセンティブといったかたちで写真とか雑誌に掲載されたらその分報酬を支払うと言った感じです。他に僕らができることはあとはライダーを宣伝してあげることと、海外全国のツアーに連れて行って経験を積ませてあげることです。ビデオもその時に撮ったりしています。
‐ビデオはどうやって発表するんですか?
Youtubeに載せたり、DVDにして販売もしています。今まで2本を販売して、来年夏には3本目を発表します。まだ表だっていませんが、この3本目が結構問い合わせも多くて火がつきそうな感じですね(笑)これは海外にも宣伝していきたいですね。Youtubeに載せているのは一日400件くらい見られていますね。

‐海外へも打って出るんですか?
一つの目標として海外進出があります。今までは海外ブランドが日本に来ていたんだけど、逆に日本から輸出されるようなブランドを作っていきたいです。これも今までの日本のブランドではやってないですね。日本の業界を盛り上げる事にもなるし、今後、実力のある日本人ライダー達を育てていき、夢を築きあげていきたいですね。実はすでに海外からも問い合わせが来ているんです。いずれは海外、アメリカやヨーロッパに代理店をもって販売網を構築したいですね。いずれ海外への遠征も行ってみたいですね。そこで海外の雑誌とも一緒にブランドを広めていきたいです。
‐日本での大会活動はどうですか
日本国内にも大会はあるんですが、積極的に参加はしてないんですね。日本でスケートボードのプロと言えば団体に所属して、主催する大会に参加してポイントを得て、さらに団体に登録料のようなものを支払うと得られるんです。でもプロっていうのは本来違うものじゃないかと。団体に認めてもらうのではなく、あくまでも会社に認めてもらってプロモデルを出すことなんです。だから国内の大会にはあまり出場してないですね。
‐なかなか収入を得て行くのは大変ですね
そうですね、プロには頑張ってもらっているんですが、今は得た収入を次のステップへの再投資に回しています。次は新しいブランドを立ち上げる予定です。本当は今年の夏に出す予定だったんですが(笑)できれば来春までに出したいですね。

‐ブランドのコンセプトは?
コンセプトと言うかイメージになるんですが、レスケはポップでもなければ爽やかでもあり、ちょっと古臭い味を出しつつ、色としてはちょっと渋い錆びた色をイメージした60年代を意識しているんです、ちょっと表現するの難しいですね(笑)。
新しいブランドは車輪、ウィールなんです。デザインは検討中ですが、サイトも同時に立ち上げてそこからもイメージを発信していきます。
ブランドって立ち上げるのは簡単かもしれないけど、育てていくのが大変なんですよね。ブランドを育てていくためにもビデオを作成しているんですが、中でも音楽が重要ですね。音楽を作ってもらう人はYoutubeなどで海外のまだ無名のアーティストさんにコンタクトをして作ってもらっているんですよ。交渉から契約まで自分たちでやりますね。
‐雑誌などに掲載されたり、表彰されたりしたことはありますか
トランスワードスケートボードジャパンに2008年のベストストリートスケーター、ベストブランドに表彰してもらいました。他にもOllie、Samuraiなどにも何回も掲載されています。
‐今後の目標を聞かせてください
直近だと新ブランドの立ち上げですね。あとは新人育成、アマチュアが3人いるのでイメージ作りからすべてプロデュースしていきます。海外進出も当然行っていきます。海外進出の一つのカギが来年発売するビデオですね。この作成にも力を入れています。やることはたくさんありますね!
‐ありがとうございました!
(後記)
自らの意思で活動しているレサンス。自ら会社を立ち上げ、ブランドも育てていくのはやはり大変そうです。しかし自らの思いに率直に活動している話を聞いていると、ことらも勇気をもらえるような気がしました。自ら映像を作成しているので、映像機器関連の企業の方や、ストリートカルチャーを発信していきたい企業の方はぜひ応援をお願いいたします。