Homeウルトラマラソン 鈴木秀典

ウルトラマラソン 鈴木秀典

世界で一番過酷なマラソンに挑戦する

100キロ越えもある過酷なウルトラマラソンに挑戦する鈴木秀典さんにお話を伺いました。

世界で一番過酷なマラソン?
鈴木秀典1

‐まずはウルトラマラソンについて聞かせてください

基本的には通常のフルマラソン、42.195キロ以上を走ることをウルトラマラソンと言うみたいです。しかし、ただ42.195キロ以上と言っても様々なカテゴリーがあり、通常の舗装された道路から砂漠やジャングルと言った道なき道を走るマラソンもあります。

‐ウルトラマラソンに挑戦しようとしたきっかけはなんですか

もともと走ることが好きだったのですが、高校生の時にテレビでサハラマラソンを知ったことがウルトラマラソンとの出会いでした。その時はこういう世界があるんだというくらいの印象だったのですが、大学生になって海外旅行に行こうとしたときにそのことを思い出したんです。なんだか観光だけでは物足りないと思いウルトラマラソンに挑戦してみようかなと思ったんです。それと、ちょうどアルバイトや恋愛で落ち込んでいた時期でもあったので、別の環境で自分のことを見つめ直したいなとも思いました。

‐ウルトラマラソンではどんなレースに参加したんですか

まず2010年4月のサハラマラソンに参加しました。サハラマラソンは主に荒野や砂漠を走ります。距離は大体250キロで7日間で走ります。そのあと、10月のブラジルのジャングルマラソンにも参加しました。距離は230キロくらいですね。ジャングルマラソンは申し込んだ当初は日本人初参加だったため新聞の取材も受けました。

走力よりも精神力と総合体力
鈴木秀典1

‐そこまで距離が長いと観光のおまけに走るって感じではすみませんね(笑)

サハラマラソンの時は本当におまけのような感覚でした。実際、サハラマラソンのためのトレーニングも特にはしていなかったです。まずはウルトラマラソンがどんなものか試してみようという感じです。 でもサハラマラソンを走り終わった後に心境の変化がありました。それはサハラマラソンを走り終わった後の達成感がすごかったんです!もう一度この達成感を味わいたい。もっとほかの国で色々な国の人と走りたいし、走るなら順位ももっと上を狙っていきたいと。 次のジャングルマラソンに向けては、大学のジムに毎日2、3時間通っていました。夏休みには自宅近くのジムに週5で通って4、5時間トレーニングしてました。主にウェイトと水泳が中心のトレーニングです。

‐ウルトラマラソンなのに走らないんですか

一緒にウルトラマラソンに参加した方が言っていたのですが、「ウルトラマラソンにはあまり走力は必要ない、精神力と総合体力が重要だ」と言っていたのです。もちろん多少は走るトレーニングもします。

‐ウルトラマラソン、サハラマラソンやジャングルだとほとんど道がないんですよね

そうですね。各地点にチェックポイントがあってそこを制限時間内に通過しなければいけないし、目印や道が一定の距離にあるんです。けもの道のような道も当然走ります。主催者から地図ももらえるんですが、ご覧になりますか?(下の写真参照)

サハラで道に迷う!
鈴木秀典1

‐・・・これ地図って言うんですか?ほとんど漫画とかである宝の地図ですよね。

そうですね(笑)でもちゃんとそれで走れるんですよ。でもオーバーナイトステージと言う2日間で80キロを夜通し走るコースがあるのですが、そこで道に迷ってしまいまして。チェックポイント3と言うところまで夜中の1時までに到着していないといけないのですが、チェックポイント2の時点ですでに夜になっていたんです。 当然、夜は街灯などないですから周りは真っ暗。着くまでは1人だったのですが、そこに何人か外国人がいたので合流したんですけど、その後道に迷ってしまいました。なんとかその外国人と協力しながらチェックポイント3までたどり着くことができました。本当なら夜空でも見ながら走れると良かったんですが、そんな余裕はなかったです。

‐鈴木さんは英語喋れるんですか?

あまり喋れませんね。ウルトラマラソン参加者は英語やフランス語を話す人が多いんですが、喋れなくてもコミュニケーションって取れるもんですよ(笑)

‐他にも大変なことってありましたか

そうですね、ジャングルマラソンの時は参加者が80名程度の小さな規模のものであたこともあり、僕みたいに日本人で序盤に上位にくいこんでくる人間には、荷物検査が厳しく余分に食糧を持たされたことですかね。オーバーナイトステージの各チェックポイントでは、水はどれくらい飲んだの、食糧はきちんと食べたの、などとスタッフに聞かれ早く先に行きたいのに、行けずに足止めされました。でも、今考えてみると、そのことがきっかけで多くの方と話をする機会があったし、今後のためにも勉強になりました。

最終目標はフルマラソンで入賞
鈴木秀典1

‐食糧とか水を背負ったまま走るんですから重量はかなりありますよね

だいたい7〜12キロくらいの重さを背負って走ります。食糧、水の他にはお湯を沸かすための固形燃料、テーピングなどの医療キット、コンパス、懐中電灯、寝袋、ウィンドブレーカーなどです。食糧はレトルト食品だったりカロリーメイトだったり。水はチェックポイントでもらうこともできます。

‐トイレなどはどうしてるんですか

基本的にありませんからそのへんで(笑)でもビバークポイントにはトイレがあったり主催者やプレス用の食堂、電話をする施設などもあって結構おおきな拠点があります。サハラマラソンの時は現地のベルベル人がビバークポイントの管理や移設などを行っていました。ポイントを移動するから朝早くに起こされたりして大変でした。

‐それでは最後に今後の目標を教えてください

まず、2011年6月のゴビ砂漠と11月にネパールで行われるウルトラマラソンに参加したいですね。こういった海外のレースに参加することで走力をつけてウルトラマラソンで入賞して、最後は普通のフルマラソンで入賞することが目標です!

‐ありがとうございました!

編集後記

現在大学3年生の鈴木さん。大学一年生からアルバイトで結婚資金のためにとこつこつ貯めた貯金をウルトラマラソンに注ぎ込んでしまっています!一回のチャレンジには最低でも30万ほど費用がかかるそうです。日本ではまだまだ知名度は低いですが、海外の大きな大会ではメディアの露出もあるようです。航空チケットや食料など現物支給でもいいのでぜひ応援をお願いします!

 

ページトップへ
Copyright (C) クールな無料テンプレセット003 All Rights Reserved.